子宮頸がんワクチンについて思うこと

日本では2010年から子宮頸がんワクチン接種への公費助成が始まり、多くの女児(11~14歳)が、ワクチン接種を受けました。ところが、ワクチン接種後に、失神したり、慢性疼痛(説明し難い過敏な痛みが続くこと)を訴える例が頻発し、これについて調査が行われました。
その結果、2013年6月、厚生労働省は、子宮頸がんワクチンに関して「接種の積極的な呼びかけを一時中止する」と発表しました。今度、どのように対策をとっていくのか、その対応が待たれます。
ところで、「子宮頸がんワクチン」とは、一体何なのか?子宮頸がんの原因「ヒトパピローマウイルス(HPV)」の感染を予防するためのワクチンだそうです。しかし、HPVには、さまざまな種類があります。「子宮頸がんワクチン」は、それらの中の2~4種類のHPVに効く(ワクチンの種類により異なる)ものなのです。違う種類のHPVには効かないのです、残念ながら。万能とは言えません。ワクチンに頼らず、検診を受けることが大切です!
HPVの感染経路について。どのサイトでも表現をあいまいにして説明を避けていますが、要は性交渉です。性交渉時に男性がコンドームをつけていれば、女性がHPVに感染する確率は大幅に下がるのではないでしょうか?子宮頸がんの予防のポイントは、むしろそちらにあるのではないかと思います。どういう伝え方が良いのかは難しいですが、ぜひ男性にも意識して欲しい問題です。

子宮頸がんワクチンに頼らず検診を受けように+1 !


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