エストロゲンが原因~子宮体がん

子宮上部の袋状の部分を子宮体部と呼び、ここに生じるがんを子宮体がんといいます。比較的高齢の女性がかかりやすいがんだと言われています。
子宮体がんのほとんどは、子宮体部の内側にあり卵巣から分泌される卵胞ホルモンの作用を受けて月経を起こす子宮内膜という組織から発生します。卵胞ホルモン(エストロゲン)という女性ホルモンの値が高い女性は、子宮体がんになる確率が高いといえます。
発症リスクがあるのは、一般的に言うと、出産したことがない、肥満である、月経不順である、ピルを常用している、などの女性です。ピルの常用…大丈夫ですか?避妊や月経痛の軽減のために、長期間にわたってピルを飲んだりしていませんか?よく考えてみたほうが良さそうです。
卵胞ホルモン以外の原因としては、がん関連遺伝子の異常が挙げられます。
自覚症状は不正出血です。閉経後に不正出血があれば、迷わず病院に行った方が良いでしょう。早期発見に有効なのは、やはり「子宮体がん検診」です。
子宮体がんの治療の主体は、手術です。基本的には、子宮、卵巣・卵管、リンパ節を摘出するのが一般的です。卵巣も取らなくてはならないとなると、重度の更年期障害の症状が出てしまい、その症状とずっとつきあい続けなくてはなりません。そういった生活の困難さを想像すると、早期発見の大切さが身にしみてわかります。検診は大切です!

ピルを常用している人は子宮体がんに注意をに+1 !

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