子宮下部の管状の部分を子宮頸部と呼び、ここに生じるがんを子宮頸がんといいます。
子宮頸がんは子宮がんのうち約7割程度を占めます。発症のピークは30歳代後半~50歳代だとされています。
最近の研究で、子宮頸がんが発生しているほとんどの人が、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスに感染していることがわかってきました。このウイルスが、子宮頸がんを引き起こす原因となります。
子宮頸がんは、早期にはほとんど自覚症状がありません。進行するに従って、異常なおりもの、不正出血、性行為時の出血、下腹部の痛...
続きを読む≫ 2015/01/08 15:12:21 メイン
子宮上部の袋状の部分を子宮体部と呼び、ここに生じるがんを子宮体がんといいます。比較的高齢の女性がかかりやすいがんだと言われています。
子宮体がんのほとんどは、子宮体部の内側にあり卵巣から分泌される卵胞ホルモンの作用を受けて月経を起こす子宮内膜という組織から発生します。卵胞ホルモン(エストロゲン)という女性ホルモンの値が高い女性は、子宮体がんになる確率が高いといえます。
発症リスクがあるのは、一般的に言うと、出産したことがない、肥満である、月経不順である、ピルを常用している、などの女性です。ピルの...
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日本では2010年から子宮頸がんワクチン接種への公費助成が始まり、多くの女児(11~14歳)が、ワクチン接種を受けました。ところが、ワクチン接種後に、失神したり、慢性疼痛(説明し難い過敏な痛みが続くこと)を訴える例が頻発し、これについて調査が行われました。
その結果、2013年6月、厚生労働省は、子宮頸がんワクチンに関して「接種の積極的な呼びかけを一時中止する」と発表しました。今度、どのように対策をとっていくのか、その対応が待たれます。
ところで、「子宮頸がんワクチン」とは、一体何なのか?子宮頸...
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